お知らせ


【第三十四話】富士山の冠雪

過日の10/5に初冠雪のニュースが流れました。日本一の高さを誇る富士山に一足早い冬の訪れを告げる

「初冠雪」。その定義とはいかに・・・?

気象庁では、初冠雪を「8月1日から翌年の7月31日までに山麓の気象官署から見て、

山頂付近が初めて積雪などで白く見えること」としており、富士山の初冠雪は100年以上前の

1894年から山梨県の甲府地方気象台が発表しています(静岡ではないんです・・・泣)。

ちなみに最も早く発表されたのは2008年。今から10年程前の出来事で、なんと登山シーズン

真っただ中の8月9日でした。また8月に初冠雪が確認されたのは2008年を含め

1914年、1935年、1994年の4回です。

反対に最も遅いのは1956年と2016年の10月26日で、富士山の初冠雪が極端に

遅れるということはないようです。

なお2021年には、富士山の初冠雪が9月7日に発表されたものの9月20日に富士山頂付近の気温が

1年の最高値を記録したため、9月26日に見直され「幻の初冠雪」となりました。