【第三十一話】県民の日
“ふじのくに”静岡県が、現在のような形でスタートしたのは、1876(明治9)年8月21日です。
現在の静岡県にあたる地域は、江戸時代において幕府の直轄地・旗本の知行地・諸大名の領地などが
複雑にいりくんでおりました。その後明治4年7月の廃藩置県の時点で、現在の静岡県には
韮山県(伊豆)・静岡県(駿河、遠江)・堀江県(浜名湖北部)の3県があり、
同年11月韮山県は足柄県の一部となり、遠州には新たに浜松県ができました。
そして明治9年4月の足柄県廃止に伴って、旧伊豆の国が静岡県と合併したのに続いて、
同年8月21日に浜松県と静岡県が合併したことにより、現在の静岡県が誕生しました。