お知らせ


【第十九話】北条家と沼津

神奈川県小田原市において、第59回小田原北條五代祭り 小田原北条氏誕生500年記念事業のイベントが

開催されました。この事業は、小田原市随一のイベントで、コロナ禍の影響により昨年までは規模を

縮小する等の対応をしておりましたが、今年度は、ほぼ通常通りの開催となり、武者行列と吹奏楽部や

陸上自衛隊の音楽隊、ボーイスカウト・ガールスカウト、神輿等の総勢1600名が市内を

練り歩きました。また、今年は小田原を治めた北条家が「伊勢氏」から「北条氏」に改姓500年目に

あたります。ちなみに北条五代とは、昨年の大河ドラマで話題になった北条氏とは別の時代である

戦国時代、小田原を本拠に関東一円を支配した戦国大名の北条氏(後北条氏)の事です。

初代早雲以後、歴代当主五人は「北条五代」と呼ばれ、その統治は実に100年近くに及び、

その間歴代を通して善政を敷き、領民を大切にする領国経営を徹底したと言われております。

そしてここ沼津市には北条五代ゆかりの地が複数あり、長浜城跡(沼津市内浦長浜)、興国寺城跡(沼津市

根古屋)等はまさに北条家ゆかりの城で、その中でも興国寺城跡は北条五代の初代北条早雲公の旗揚げの

城と言われております。その様な事から沼津市は、北条五代を題材としたNHK大河ドラマの制作を

目指した北条氏ゆかりの14市町で構成する北条五代推進協議会に所属し、北条氏の魅力を全国に発信し

ているところであります。