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「晩御飯」だけれども系統だてて創作的な
お料理をお出しすることを心がけております
[料理人になったきっかけ]
お正月の祝いの席で長男の私が料理を作った時、父が大変喜んでくれたことがありました。
その時大変嬉しく、このことがきっかけで料理人になったのだと、 今振り返るとそのように思います。
[松濤館の総料理長について]
岡山で厳しい料理修業を経てその後東京のホテルで日本料理を学びました。30歳の時、浅草の大きなグループホテル立ち上げの際和洋中の料理長として勤務し、様々なことを学びましたが、その後はマネージメントや事務処理などをしていたので料理そのものの仕事ができなくなりました。
35歳の頃ですがその時、まだまだ料理人として、働いていきたいと思いました。
平成4年の時に知人の紹介で松濤館にきました。その当時の松濤館は、客室12室で料理人は私を含めて二名でのスタートでしたが、その時から松濤館で私の料理人としてライフワークを全うしようと想いました。
私はお越しいただく全てのお客様から愛される料理を提供できるように、調理場に立ち続けております。
[松濤館の料理]
最初は松濤館のパンフレットに舟盛りが載っていました。
昔は舟盛りのように派手な料理をつくればお客様は来てくださいました。
しかし今はそういう時代ではないと考え松濤館では私が経験した日本料理、創作料理で勝負していきたいと思います。旅館の料理で求められるもの…それは量ではないでしょうか。
現在では量より質と謳われてますが、ここは旅人が旅をする際に利用する施設であり、料亭ではないのですから そこでお出しする料理は量・質にこだわった「晩御飯」と考えます。
私が意識しているのは「晩御飯」だけれども
日本料理の料理人がつくる晩御飯ですからある程度、
系統(先付けから水菓子まで)だてて創作的な
お料理をお出しすることを心がけております。
[料理でのおもてなし]
お客様は何を望んでおられるのか?どうしてもらいたいと思っていらっしゃるのか?
それはやはり「気遣い」だと思います。私が思う「気遣い」とは料理を食べやすくすること。丁寧に扱い一品一品の料理を基本に忠実に創り上げていくこと。
そして、一品一品を大事にお出しすることが料理人としてのお客様への気遣いであり、おもてなしと思っております。
「料理も写真以上にいいですね!」
とお越しいただくお客様に言っていただけるように
私は、日々調理場に立っております。


















